アメリカでは日本以上に、インターネットを通してショッピングを行ったり、ビジネスパートナーを捜索する割合が高く、その割合は年々増加しています。
今回の記事では、アメリカでこうしたWEB上にいるターゲット顧客にアプローチをし、販路拡大していく為に、まず必ず知っておきたい5つのWEBマーケティングのトレンドについて、アメリカの現地情報を元にまとめております。
1. コンテンツの重要性の増加
以前から「コンテンツは王様」というフレーズがある通り、コンテンツは重要と言われておりますが、ここ数年で、コンテンツの重要性はますます増加している傾向があります。
理由の1つとしては、オンライン上の有料広告の価格が上昇していることがあります。
多くの企業が有料広告に頼り過ぎずに、オーガニック検索と言われる広告を含まない自然な検索結果の順位を上げることに集中しております。
アメリカでは、企業が、営業マンの代わりにWEBライターやコンテンツクリエーターに投資する割合が増えてきています。
これはSEO(検索エンジン最適化)対策で集客の増加を達成することが可能になるからです。
2. 有料広告の価格上昇と、それに伴う管理の重要性の増加
Google, Facebook, Amazonなどの有料広告の価格が上がっていることから、素人が有料広告で費用対効果を上げることが大変困難になってきている傾向があります。
少し前は、少し経験のある企業の担当者が、Google, Facebook, Amazonなどが個別にWEB上に掲載している広告の説明を読んで始めれば比較的簡単に費用対効果が高い成果を上げることが可能でした。
今は高い広告費を費やした以上の効果を出すために、その分野に精通した専門家に依頼している傾向があります。
3. AI、機械学習が全てを可能に
アメリカのIT業界のリーダー企業は莫大な資金をAIや機械学習に費やしています。AIはマーケッターが、収集したデータに基づき、顧客の行動パターンを把握することを可能にします。
アメリカに暮らしているとApple, Amazon, Microsoft, Googleなどの企業が自分の日々のデータ収集し、それに基づいて提案してくる割合が増えているのを日々感じます。
会社に通勤する時間や、就寝時間、趣味、好きな食べ物などを把握され絶妙なタイミングで連絡がきて、様々な提案をされます。
少し怖い話ですが、アメリカ人はこれに慣れており、この傾向は続いていくものと思われます。
4. 複数の販売チャネルで顧客にアプローチ
現在、オンライン上から顧客にアプローチする為のチャネルは数多くあります。
例えば、SEO, PPC広告、SNS、バナー広告。
どのチャネルに集中するのが良いかという質問を度々受けますが、アメリカでは多くの専門家が、複数のチャネルでアプローチすることが最も効果的であると言っています。
オンラインでの集客の競争が激化している中、1つのチャネルだけで、多くの集客をするのは困難であり、業界やビジネスによって最も適した複数のチャネルを組み合わせることが、アメリカ市場でのベストプラクティスとなっています。
5. 音声検索
アメリカのアナリストによりますと2020年までにGoogle検索の50%は音声検索になると言われています。
2019年現在も5人に2人の成人が音声検索を利用していると言われています。実際にアメリカでは、音声検索をしている人を街でよく見かけます。
またスマートフォーンだけでなく、Alexaなどのスマートスピーカーディバイスを保有している家庭の割合も年々増加しています。
音声検索対策として、まず最初に行っておきたいのが、WebサイトがHTTPSであること、Webページの表示速度が早いこと、簡潔に検索内容に関する回答情報が記載されていることと言われています。
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