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ITだけでない!ベイエリアの魅力とは

ベイエリアはアメリカカリフォルニア州北部のサンフランシスコ湾岸地域の総称で、ロサンゼルスと並ぶ同州内主要都市です。西海岸には金融・保険の中心地であるサンフランシスコ、その南部にはサンマテオ、サンタクララ両郡などシリコンバレーと呼ばれるIT産業地域が広がっています。またリベラルな土地柄から、芸術・文化も発達しており注目を集めています。また、世界トップクラスの名門校スタンフォード大学もこのエリアの中心部に位置しており、学術的な面からも進んでいます。

ベイエリアの経済規模は世界銀行と米労働省のデータによると8,410億ドルと非常に大きく、国別の世界ランキングで見ても第18位に君臨しています。

日系企業数過去最高記録

経済規模が大きく、金融やITなどの産業の中心地として発達しているベイエリアには多くの日系企業が進出している。2018年度にJETROが実施した調査によると、この地域の日系企業数は913社で、この数字は調査を始めた1992年以降で企業数の最高記録を更新しており、2016 年の前回調査の 770社を大きく上回っています。

IT企業だけでないベイエリアの産業

これまではシリコンバレーへのIT企業が主でしたが、近年はIT企業の他にも様々な業界が進出しております。例えばアパレル、外食産業、そして近年では製造業が急増していると言われています。

持ち帰り弁当のHOT MOTTO、定食屋やよい軒展開するプレナスが全米1号店を、くら寿司を展開するくらコーポレーションがベイエリア1号店をオープンした。この理由として、ベイエリア経済の向上による中高所得者の増加、オーガニック食品などの健康志向の強まりによる外食産業マーケットの拡大などが挙げられます。

ベイエリア西海岸にあるサンフランシスコは“食の首都”、“食のトレンドはサンフランシスコで始まり、ニューヨークで育つ”と言われるほど、食のトレンドの発信地として高く評価されている。自由でオープンな特徴を持つこの地域では海外の食文化が受け入れやすく、更に観光地・見本市や大会の開催地であることによる集客力、所得水準の高さが食のトレンドの発信地としてのサンフランシスコを確立しています。このような特色に加え、人口の2割以上がアジア系であることから、日本食はより一層受け入れられやすくなっています。アメリカ進出第一号店として、サンフランシスコが選ばれることが多いのは、これらの特徴からでしょう。

またサンタクララ郡とアラメダ郡には近年多くの製造業が進出しております。これらの目的としては大量生産する工場の設立というよりはベイエリアでの研究開発や営業活動を目的としているところが特徴的と言えます。

日本のアパレル、外食産業、製造業から注目を集めるベイエリア。これらの業界で活躍している日本企業は、進出の可能性について調べてみてはいかがでしょうか。

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